このページでは絶対に友達にお金を貸してはいけない理由と断り方を解説しています。
友達からお金を貸して欲しいと言われた経験ありませんか?
助けてあげたい気持ちもわかりますが、一緒に泥沼にハマる覚悟が無ければ、不用意にお金を貸さないでください。
今回はその理由を4つ紹介するのはもちろん、お金を貸して欲しいと言われたときの対処法(断り方)も解説します。
①あなたはおそらく最終手段だから
友達から「お金を貸して欲しい」と頼まれたとき、最初に考えるべきことは、なぜ自分に頼ってきたのかという点です。
それを考えると、実はあなたはすでに最終手段として選ばれている可能性が高いんです。
実際にお金が足りなくなった場合、銀行や消費者金融、あるいは親や兄弟、姉妹といった家族に頼ることが多いです。
ただ、お金を借りれなかったり、家族の支援を断られたり、借りるのが気まずい場合、最終的に友達に助けを求めることになります。
ここで一つ強調したいのは、すでにほかの借りる手段が尽きているからこそ、あなたに頼っているということ。
つまり、銀行や消費者金融が融資を断った理由、家族がお金を貸さなかった理由があるのです。
例えば銀行はその人がリスクが高いと判断して貸し付けをしないわけですし、消費者金融からすでに借りている場合には、返済が滞っているか、すでに限界まで借りている可能性が高いです。
また、家族からすでにお金を借りていて、これ以上頼ることができないのかもしれません。
あるいは、過去の借金が返せていなかったり、信頼を失っているケースも考えられます。
こうした状況で友達にお金を借りに来るというのは、すでに他の選択肢がすべて尽きた状態です。
このような状態でお金を貸すということは、その友達が返済できる見込みが非常に低いことを意味しています。
つまり、相手があなたに頼っているのは、もはや他に誰も頼れないからなのです。
これは友達としてとても気まずい状況かもしれませんが、関係がこじれる前にしっかり断ることが重要です。
「困っている友達を助けてあげたい」という気持ちで、お金を貸してしまう人もいるかもしれませんが、返済が滞ったり、相手の態度が変わってくると、徐々に不満やストレスが溜まります。
そして、最終的に関係が悪化し、疎遠になることが少なくありません。
お互いにとって良い関係を維持するためにも、最初から「貸せない」とはっきり言うことが必要です。
②あなたを下に見ているから
最終手段としてあなたにお金を借りにくるケースもありますが、真っ先にあなたにお金を借りにくるケースもあります。
その時に友達から「お金を貸して欲しい」と頼まれたとしたら、それが本当の友情から来ているのか、しっかり考えるようにして下さい。
なぜかというと、「コイツなら簡単にお金を貸してくれるだろう」と、あなたのことを甘く見ているからです。
例えば普段からあなたが相手の頼みを聞いてあげたり、優しく接していると、「こいつなら少しくらい無理を言っても大丈夫だろう」という考えに至ることがあります。
また、友達だと思っているのはあなただけで、相手はあなたを都合のいい存在としか見ていない場合もあるんですよね。
この後にも解説しますが、こういった人ほど借りたことを簡単に忘れますし、返済を渋ることが多いです。
さらに返済を促しても「まだ準備ができていない」「もう少し待って」と言い訳を繰り返すか、最悪の場合、逆ギレしてくることさえあります。
実際に私の経験談になりますが、中学生の頃に友達だと思っていた人から、
「どうしても買いたい本があるから1000円貸して」
と言われたことがあります。
たかが1000円ですが、当時の私のお小遣いからすると1000円は大金です。
ただ、友達の頼みだったので「助けてあげたい」という気持ちで貸してしまいました。
そして後日、
「前に貸した1000円返してくれない?」
と返済を求めたのですが、その友達は、
「何のこと?」
ととぼけた態度を取り、
「私はお金を借りていない」
「誰かと間違えてるんじゃない?」
と完全に借りたことを否定されたんですよね。
「いやいや、この前本を買うために1000円貸してって言ったじゃん」
と言っても、
「お前しつこいんだよ」
「マジうざい、どっか行けよ」
と難癖つけて踏み倒された経験があります。
私が口約束で貸したので、お金を貸した証拠もありませんでしたし、相手はクラスでも人気がある、いわゆるスクールカーストの上位にいた人物でした。
これ以上返済を促すと、自分の身に嫌がらせやイジメなどの危険が迫ると思いこれ以上追及もできず、相談したところで証拠も無いし、信用されないと思ったので、そのまま泣き寝入りするしかありませんでした。
このようなケースに共通しているのは、相手があなたを利用しているということです。
本当の友達であれば、そもそも友達に対して借金をお願いすること自体に抵抗を感じるはずですし、借りた場合も誠実に返済しようと努力するものです。
それなのに、「お金を貸して」と簡単に言ってくる人は、あなたを単なる便利な存在と見ている可能性が非常に高いんですよね。
こうした相手にお金を貸してしまうと、自分が一方的に損をするだけです。
特に口約束でお金を貸すと証拠が残らず、後々トラブルになることも多いです。
お金の貸し借りを避けるためには、最初から「貸せない」ときっぱり断ることが大切です。
お金を貸すと面倒なトラブルに巻き込まれるリスクがあることを、しっかり認識しておきましょう。
③お金を貸したら恨まれるから
友達に「お金を貸して欲しい」と言われたとき、相手の苦しい状況を考えてしまい、「大事な友達だから助けてあげたい」と感じるのは自然なことです。
誰だって仲の良い友達が困っていたら、何かしら力になりたいと思いますよね。
しかし、ここで忘れてはいけないのは、お金を貸すことが必ずしも相手との関係を良くするわけではないということです。
むしろ、逆に恨まれてしまう場合もあります。
1回でもお金を貸してしまうと、相手は「頼めばまた貸してくれるかもしれない」と考え、もう1回お金を借りにくる場合があります。
「その時は流石に貸さないよ」と思う人も多いですが、実際に断ると相手は「なんで前は貸してくれたのに今回は貸してくれないんだ」と図々しくも恨んできます。
お金が借りれないと、自分がさらに追い詰められると焦ってしまうので、冷静さを失って相手を恨んで責め始めることがあるのです。
この恨みの根本的な原因は、借金を申し出た人の側の問題であって、決してあなたの責任ではありません。
しかし、感情的になった相手にそのことを説明しても、理解してもらえないことが多いです。
特にあなたのことを下に見て「この人なら貸してくれる」と思っていた場合、その期待が裏切られたことに対して、強い腹立ちを覚えて暴言を吐いてきます。
「ケチな奴だな」とか「期待してたのに失望した」など、あなたに攻撃的な態度を取ってくる可能性もありますね。
このような状況に陥ると、貸す側も精神的に疲れてしまいます。
友達を助けたいと思って行動したのに、結局は逆に恨まれる。
お金を貸すことが、その友達との絆を深めるどころか、関係を壊してしまうリスクをはらんでいます。
このような経験をしたことがある人ならわかると思いますが、お金の貸し借りが原因で人間関係が崩壊するのを経験すると、精神的なダメージがめちゃくちゃ大きいです。
そういった負担を避けるためにも、最初からしっかりと「貸せない」と断ることが大事です。
たとえ相手がどんなに苦しんでいたとしても、あなたが無理をして貸すことで、相手の問題が本質的に解決するわけではありませんし、あなた自身も傷つく結果になることが多いです。
友達が困っているときに、無理をしてでも助けたいという気持ちは素晴らしいですが、それが長期的に良い結果を生むかどうかは、慎重に考える必要があるので注意しましょう。
④借りた方はすぐに忘れるから
お金を実際に貸すと、本当に返してくれるのか心配で頭から離れないので、貸した側はそのことをずっと覚えています。
しかし、驚くことに借りた側は、そのことをすぐに忘れてしまうことがよくあります。
この違いが結果的にトラブルの種になるのです。
実際にお金を借りることに慣れている人は友達や家族、場合によっては複数の人からお金を借りている場合があります。
彼らにとってお金を借りる行為は日常的なものであり、軽いものと捉えがちです。
あなたにお金を借りたことも、その中の一つに過ぎず、次第に記憶の片隅に追いやられてしまいます。
借金の重さを軽視していたり、人から借りることの責任を感じていないため、「まぁ、そのうち返せばいいか」と考えているうちに忘れてしまうのです。
このような人にお金を返すように催促しても「来週には返すからもう少し待って」と言われてズルズルと返済期限が伸びていき、次第に会う機会も減って連絡を入れても無視される場合があります。
また、実際に私が経験したように「私はお金を借りていない」「誰かと間違えてるんじゃない?」と言われ、「お前しつこいんだよ」「マジうざい、どっか行けよ」と難癖つけて踏み倒されるケースもあります。
そもそも、「お金が無いから貸して」と言う人のほとんどは、無計画にお金を使って金欠になっているケースが多いので、そんな人が計画的にお金を返済できるわけがないんです。
むしろ、あちこちで借金を重ね、返済の優先順位すら考えられない状態に陥っている可能性が高いです。
もちろん、突然の出費が重なってしまい、どうしてもお金が足りないから借りたい人もいると思いますが、そういう人ほど銀行や消費者金融、あるいは家族に頼ってから友達であるあなたのところに来ます。
なぜなら、借金の重さを十分理解しており、お金の貸し借りで人間関係が崩れてしまう危険性を理解しているから、最終手段として友達にお金を借りにきます。
ただ、無計画にお金を使う人は、自分のお金をどう使うかすら考えずに浪費し、後になって「お金が足りないから貸して欲しい」と友達に頼ってくるのです。
こういう人は、自分のお金に対しても軽く考えているので、他人のお金についても同じように考えます。
お金の重みや、人から借りることの責任を感じていないため、借りたこと自体を忘れてしまうのです。
お金を貸すと自分が一方的に損するだけなので、面倒ごとを避けるためにもお金は貸せないと断ることが大事です。
友達にお金を貸して欲しいと言われたときの対処法(断り方)
友達にお金を貸すことのリスクについては、すでに理解していただけたかと思います。
しかし、実際に友達から「お金を貸して欲しい」と言われたら、どのように対処するべきでしょうか?
まず、大前提として覚えておいて欲しいのは、「お金を貸す」という行為は、関係に亀裂を生む可能性が非常に高いということです。
いくら親しい友達でも、この瞬間からお互いの関係が変わり始めることを覚悟してください。
対処法としては全部で4つありますが、1つ目は最初から助けないという意志を固めることです。
友達に頼られた時、助けてあげたいという気持ちが湧いてくるのは当然です。
特に親しい友達や長い付き合いのある相手からお願いされると、つい「断れない…」と感じてしまうかもしれません。
しかし、ここで大切なのは、最初から毅然とした態度を取ることです。
お金を貸すのは実は簡単な選択に見えて、本当に助けることにはなりません。
むしろ、一度化してしまうと、相手は次も頼ってくるかもしれないし、関係がこじれてしまう事が多いです。
ですから、「お金を貸せない」としっかり断ったり、「自分もお金無くて困っているから貸せない」と嘘をついてでも断ってください。
次に対処法の2つ目ですが、いい顔をしないことです。
お金を貸せない状況でも相手に良い印象を保とうとして、「今回は無理だけど、余裕ができたら…」と期待を持たせるような返事をしてしまうのは危険です。
中途半端な態度は相手に期待を持たせることになるので、さらに言い寄られる可能性があり、関係を悪化させることがあります。
本当に友達のためを思うなら、最初からいい顔をしないことが大切です。
曖昧な返事を避け、はっきりと「お金は貸せない」と伝えることが、後々のためにもなります。
次に対処法の3つ目は、お金を貸すのではなくあげる覚悟を持ってください。
どうしても友達を助けたい、断りきれないという時もあるかと思います。
長い付き合いや深い友情がある場合、完全に突き放すのは難しいかもしれません。
そんな時に覚えておくべき考え方は、お金は貸すのではなくあげるつもりで渡すということです。
つまり、「このお金が戻ってこなくてもいい」と思える金額を渡すことです。
お金を貸すことは人間関係にとって大きなリスクですが、あげると決めればその後のトラブルをある程度避けることができます。
一緒に泥沼にハマる覚悟が無ければ、不用意にお金を貸してはいけないので覚えておきましょう。
最後に対処法の4つ目は、無視する勇気を持つことです。
断るのが苦手な人にとって、「お金を貸せない」と言うのは非常にストレスがかかります。
でも、どうしても断ることができないなら、最悪の場合は無視するという選択肢も考えてください。
直接会ってお願いされたときは無視するのは難しいですが、電話やメッセージでお金を催促された場合は無視してOKです。
関係が壊れてしまうのを恐れて無理に付き合い続ける方が、長い目で見て自分を傷つけることになります。
ここで大切なのは、相手に嫌われるのを恐れないことです。
お金を借りようとする人は、助けを求めてくるときに心の余裕がないことが多く、その結果としてあなたを責めることもあるかもしれません。
しかし、「金の切れ目が縁の切れ目」という言葉の通り、お金が絡むと友情は崩れやすいものです。
自分を守るためには必要な事なので、お金を貸してくれと言われたら無視する勇気も持つようにして下さい。
まとめ
今回は絶対に友達にお金を貸してはいけない理由を4つと、貸してと言われたときの断り方も解説しました。
友達にお金を貸すというのは、本当に悩ましい問題です。
誰だって友達が困っていたら助けてあげたいと思うものですよね。
でも、助けたい気持ちとお金を貸すことは別物です。
ハッキリ断ることと、時には突き放す勇気も必要です。
どうしても助けたいのであれば、お金をあげる覚悟を持ってください。
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