このページでは生きづらい世の中で疲れた状況から抜け出す方法を9つ解説しています。
何か大きな問題があるわけでもないけれど常に生きづらさを感じていたり、自分でも原因が分からなくてどうしていいのか分からないというのであれば、これから解説する9つの方法を試してみてください。
どれも実践しやすく、日常生活の中でちょっとした工夫でできることばかりです。
少しでも気持ちが軽くなれるヒントをお伝えできれば嬉しいです。
①過去の自分と比べる
人間はどうしても他人と自分を比べてしまう生き物です。
例えばインスタやXなどのSNSで、友人が楽しそうにしている投稿を見ると羨ましいと思ったり、自分よりも仕事ができる同僚がいると焦ったり、悔しい気持ちが湧いてくることもあるでしょう。
こうやって他人と自分を比較してしまうと、「自分は何をやっているんだろう」と惨めに感じてしまい、毎日が生きづらく感じてしまうのです。
ただ、世の中にはたくさんの人がいる以上、どの分野でも上には上がいます。
自分がどんなに得意だと思っていたことも、他人と比べた途端にちっぽけなものに思えてしまい、自分を認めることができなくなってしまいます。
このように他人と自分を比べている限り、自分を認めて幸せな人生を送ることはできません。
なので、幸せな人生を送りたいなら、他人と比べる前に過去の自分と比べることを意識してみてください。
例えば仕事で同僚に嫉妬しそうになったのであれば、1年前の自分がどうだったか思い出してみてください。
1年前にはできなかった仕事を任されるようになっていたり、できなかったことができるようになっていたりと、自分の成長を感じられるはずです。
1年前の自分と比べて少しでも成長しているのなら、それだけで素晴らしいことですし、あなたの努力の証です。
他人と比べて生きづらいと思っていたのであれば、過去の自分と比べるようにすると自己肯定感を持つことができ、他人に振り回されない人生を送ることができるようになります。
あと、私が実際におすすめしたいのは日記をつける習慣です。
今日はどんなことがあったのか、今日は何ができたのか日記に書くことで、自分の過去をいつでも簡単に振り返ることができます。
日記を書かないと頭の中の記憶があやふやになりがちなので、自分の努力や成果をしっかりと可視化するため、日記を書くとその手助けになります。
また、日記に悩んでいることを書き出すと、頭の中で考えがぐるぐると回っていたものが少し整理されて、今は何を優先すべきかがはっきりしてきます。
これは思考の整理だけでなく、心の整理にも役立つので参考にしてみてください。
②他人の機嫌を取らない
生きづらいと感じる原因の1つとして、人間関係の疲れがありますが、「誰とでも仲良くしよう」と無意識に考えている影響で、他人の機嫌を取ることをしている人も多いです。
例えば誰かから変にいじられた時、本当は嫌なのにその人と仲良くしたいと思ったり、関係を壊したくないという一心で、笑って我慢してしまうという経験はないですか?
実際、私自身も過去に似た経験があります。
仕事で小さなミスをしてしまった時、同僚がそのミスを何度もいじってきて、冗談半分に笑ってくることがありました。
実際にミスは私のせいですし、その場の雰囲気を壊すのはヤバいので、その時は笑ってやり過ごしましたが、正直めちゃくちゃ気分は悪かったです。
今となっては、同僚なりの励まし方だったのかなとも思いますが、自分の本心を我慢してしまい、相手の機嫌を損ねないように振る舞ってしまったんです。
こういったことが少しずつ積み重なっていくと、最終的に大きなストレスとなり、毎日の生活そのものが生きづらくなっていきます。
実際に「自分さえ我慢すれば」「嫌われたくないから」と他人の機嫌を重視するあまり、本当は他人からされて嫌なことを笑ってやり過ごしている人は多いと思います。
ですが、そういう時こそ他人の機嫌を取ろうとしてはダメです。
嫌なものは嫌だときちんと伝えないと、いつまでも相手はあなたのことをいじってきます。
実際に相手はあなたが笑っていることで、「大丈夫だ」と誤解している可能性が高いからです。
自分が我慢し続ける限り、相手はその行動を繰り返し、結果的にあなたのストレスは増えていく一方なので、他人に好かれるために自分を演出する必要なんてありません。
最初は少し怖いかもしれませんが、言ってみると意外と相手も「ごめん、そんなに気にしてるとは思わなかった」と、すぐにやめてくれることもあります。
好きなものは好き、嫌いなものは嫌いだとはっきり伝えることが、楽に生きるためにとても大切なので意識してみてください。
③アドバイスは実践しなくてもいい
多くの人は他人からのアドバイスを受けると、「その通りにしなきゃ」と思ってしまうことがあります。
特に自分に自信がなかったり、劣等感を抱えていると、他人の方が優れていると思い込んでしまうことがあり、つい言われたことをそのまま実践しようとしてしまいます。
しかし、それが逆に自分を苦しめてしまう原因になり、生きづらさを感じている人も結構多いです。
「他人からのアドバイスを素直に聞き入れるのは良いことなんじゃないの?」
と思う人もいるかと思いますが、必ずしもそうとも限りません。
例えば友達がダイエットで大成功したのを見て、「どうやって痩せたの?私も痩せたい」と聞いたとき、「バナナダイエットで痩せたんだよ」というアドバイスを受けたとします。
実際にバナナダイエットのやり方は至ってシンプルで、3食のうち1食のみをバナナ1から2本と常温の水に変更し、残りの食事はいつも通りで問題無いのですが、1日の食事から得られる栄養素がどうしても減ってしまうんですよね。
すると、体は飢餓状態となり、エネルギー確保のため脂肪や筋肉を分解し始めるのですが、筋肉が減少すれば基礎代謝が低下するので、徐々に痩せにくい体になっていきます。
なので、他の2食で栄養バランスを調整する必要がありますが、そういったことに気を付けていなければ、次第に結果が出なくなるのでストレスが溜まりやすいです。
また、いくら2食は自由でいいといっても、食べすぎてしまえばかえって太ってしまい、痩せられない原因になります。
元からたくさん食べていた人は、空腹や食べられないストレスを感じてしまうかもしれません。
それでもアドバイスを実践しなかったら、アドバイスをくれた人を裏切ってしまうような気がして、無理をしてでも実践してしまう人もいます。
私自身も以前、他人からのアドバイスを無理に取り入れて、かえって疲れ切ってしまった経験があるんですよね。
「これは自分に合っていない」
と分かっていながらも、それを無視して取り組むことで、結果的に自分を苦しめることになったんです。
ここで覚えておいてほしいのは、すべてのアドバイスを実践する必要はないということです。
そもそもアドバイスには、大きく分けて2つのタイプがあります。
1つはあなたのことを本当に思ってくれている人からのアドバイス。
もう一つはあなたを利用し、自分が気持ちよくなりたいだけのアドバイスです。
あなたのことを思ったアドバイスをくれる人は、自分の経験や知識からアドバイスしてくれており、「最終的にはあなた自身が決めるべき」と考えているので、仮にあなたがアドバイスを受け入れなかったとしても、怒ることはありません。
一方でアドバイスの中には、自分が気持ちよくなりたいだけのアドバイスも存在します。
いわゆるマウンティングをするためのアドバイスです。
こういうマウンティングおじさん、マウンティングおばさんの機嫌を取りながら、アドバイスを実践しても疲れるだけなので、自分に合わないと感じたらスルーしていいです。
④愚痴や文句は適度に言う
仕事でのストレスや人間関係の摩擦、あるいは日常生活のちょっとした不満が重なると、どうしても心の中にモヤモヤが溜まっていきます。
こんな時はついつい愚痴や文句を言いたい気持ちになりますよね。
ただ、心が繊細な人ほど「愚痴や文句は絶対に言ったらダメだ」と思いこんでしまい、ストレスに押しつぶされてしまうケースがあります。
ストレスに押しつぶされて鬱になってしまわないよう、適度に愚痴や文句を言って、心に溜め込んだモヤモヤを吐き出すことは必要です。
「いやいや、愚痴や文句を言うと周囲を不快にしてしまうから、言わない方がいいのでは?」
と思う人もいると思います。
確かに愚痴や文句は相手を不快にすることがあります。
実際に友達と食事に行っても、ずっと愚痴や文句を垂れ流しにしていたら不快ですし、このチャンネルで投稿している他の動画でも、そういった人とは距離を取った方がいいと言っています。
ですが、一切ガス抜きせず、ストレスを溜め込みすぎるのもそれはそれで問題です。
そのままガスを溜め込んでいたら、最終的には限界が来て心の病気になるか、もしくは爆発したように愚痴や文句を延々に話してしまいかねません。
なので、心のモヤモヤは話す相手を考えながら、ちょっとずつガス抜きするのがおすすめです。
例えば仲がいいからといって、愚痴や文句を特定の人にだけ言い続けると、相手の負担になってしまうので、聞いてもらう人を変えつつ小出しにすることが大切です。
あとは最初に愚痴を言うことを伝えたり、相手の愚痴も聞いてあげたりするのも有効ですね。
一方的に自分の不満を吐き出すだけではなく、相手の悩みや愚痴も聞いてあげることで、相互にストレスを軽減することができます。
「お互い様」という意識を持ちながら愚痴を共有することが、関係を健全に保つ秘訣です。
⑤仕事の範囲を広げすぎない
生きづらいと感じる人は心が繊細な人が多いのですが、そのような人は他人が気づかない細かいことに敏感に反応し、つい自分の仕事の範囲を広げすぎてしまいます。
これによりキャパオーバー気味になるのはもちろん、周囲の人からの視線も気になってしまい、生きづらいと感じてしまいます。
例えば職場内の整理整頓を率先してやったり、空き時間を見つけて仕事をしたり、電話が鳴れば誰よりも早く対応したりします。
一見すると「仕事熱心」「責任感が強い」と周囲から評価されるかもしれませんが、それが良いとも限りません。
なぜなら、そうやって何でもかんでも仕事を引き受けていると、都合のいいやつだと思われて、さらなる仕事を押し付けられる可能性が高くなるからです。
例えばあなたが毎回電話対応をしていると、他の人は「この人がやってくれるだろう」と思い、仕事を任せるようになってしまいます。
最初は早く電話に出ようと好意でやっていたことが、いつの間にか当たり前になり、さらに責任もいつの間にか発生して、放置すると叱られることだってあるんですよね。
あと、良かれと思って仕事を引き受けすぎると、元々与えられた仕事がおろそかになってしまうこともあります。
だからそういう人はむやみに仕事の範囲を広げず、まずは「自分の仕事に集中する」という姿勢を大切にしましょう。
無理して全てに手を出す必要はありません。
気づいたことを無視する、そして他の人にも任せることを覚えると、驚くほどストレスが減りますし、心の健康を守るために重要なことです。
⑦休む時は考え事をしない
休んでもなかなか疲れが取れないという人は、休んでいる時でも考え事をしてしまっていることが多いです。
例えば仕事中は休みたいと思っているのに、いざ休みに入ると休んでいる時間がもったいなくて「仕事しなきゃ」と思ったりする感じですね。
特に真面目で責任感の強い人ほど不安に感じてしまい、結果的にオフの時間を楽しめず、気づけばパソコンを開いて仕事を始めてしまっていたという人が多いです。
そういう休み方をしているうちは、体も心もリフレッシュできないので、かえって仕事の効率も悪くなってしまいます。
大切なことは仕事をしている時は仕事に集中し、休む時にはとことん休むといったオンオフの切り替えです。
休みの日は家でゴロゴロしながら、映画を見て1日を過ごしてもいいですし、美味しいと評判のお店に行って食事を楽しんでもいいし、散歩に出かけてリフレッシュするのもいいです。
何も生産的なことをする必要はありません。
また、人と会うことが疲れると感じる人は、友達と約束を無理に入れるのではなく、まったく予定がない日を意識的に作ることも大切です。
誰かと一緒にいる時間も楽しいですが、それが逆にストレスになる場合もあります。
約束の時間を気にせず、自分のペースで過ごせる時間こそが、真の休息になることも多いです。
むしろ、休日こそ何もしないという贅沢な時間を楽しむことが、心と体をしっかり休めるための一番のコツなので参考にしてみてください。
⑦自分に優しい言葉を使う
なんか毎日が生きづらいなと考える人は、ついネガティブな言葉を言ってしまいがちです。
例えば仕事でミスをしたときに「なんで自分はこんなにダメなんだろう」とか、「こんな簡単なこともできないなんて…」と自分を責めてしまい、虚しく感じてしまいます。
あなたも実際にそういう経験をしたことがあるかもしれません。
でも、よく考えてみてください。
自分を一番長く見守っているのは他の誰でもなく、自分自身なんです。
そして、自分が考えて発する言葉は、常に自分の心と体に影響を与えています。
もし自分に向けて「ダメだ」とか「できない」といった、ネガティブな言葉をいつも言っていたら、自然とその言葉に自分の心が影響されてしまうんです。
そうやってネガティブなことを考えてしまいがちな人に、ぜひ実践してほしいことがあります。
それは嘘でもいいから、自分に対して優しい言葉をかけてあげてください。
例えば何かうまくいったときには「よくやったね」とか、頑張った後には「お疲れ様、努力したね」というように、自分をねぎらう言葉を心の中で唱えてみましょう。
たとえ失敗しても「大丈夫、次があるさ」「失敗しても大丈夫」と、自分に対して優しい声をかけてください。
このように、自分を応援する言葉を普段から習慣的に使うことで、驚くほど心が軽くなります。
嘘のように思うかもしれませんが、脳は意外と単純で、ポジティブな言葉を聞くと、自然とポジティブな感情に引きずられます。
そして、その小さな変化が積み重なることで次第に心が安定し、ストレスから解放されやすくなるんです。
大事なのは、完璧でなくてもいいということ。
失敗しても、少し遅れても、「それでもいいよ、よくやった」と自分を認めてあげることが、疲れた心を癒す第一歩です。
⑧環境や人間関係を見直してみる
特に理由もないのにイライラしたり、急にネガティブな感情に襲われることはありませんか?
そういう時、一度考え始めたらどんどん思考の沼にはまってしまいます。
色々と考えてしまう自分が嫌だと思い、そこから抜け出そうとしても、なかなか抜け出すことはできませんし、そんな自分を変えられないことで生きづらいと感じる場合が多いです。
そんな時に試してみて欲しいのが、自分を取り巻く環境や自分の人間関係を見直してみてください。
生きづらいと感じる人は心が繊細な人が多いですが、そのような人は環境や人間関係の影響を受けやすい特徴があります。
例えば職場で誰かが機嫌悪そうにしていると、つい自分もそのイライラに引き込まれてしまったり、家の中が散らかっていると、何も手につかなくなってしまうといった感じです。
こういう時、自分の性格の問題だと思いがちですが、実は環境や人間関係が大きな影響を与えています。
だからこそ、生きづらいと感じる今の自分を変えたいと思うなら、まずは自分を取り巻く環境や人間関係を見直してみましょう。
部屋が乱れていて集中できないのなら、思い切って大掃除をしてみる。
職場で自分に悪影響を与えている人がいると思うなら、その人との距離を少し取ることが大事です。
こういった環境の改善や、付き合う人間関係の整理は、最初は難しいかもしれません。
でも一歩踏み出してみると、思っていた以上に心が軽くなることもあります。
環境や人間関係は決して無視できるものではないので、自分の一部だと考え、積極的に管理することが生きづらさを軽減する鍵です。
自分の周りを整えることが、自分自身を整えることに繋がるという意識を持って、少しずつ行動してみましょう。
⑨自分の本心を伝えてみる
生きづらさを感じる人の多くは、無意識に自分を後回しにして、相手の気持ちや要求を優先してしまいがちです。
例えば残業のために自分の予定をキャンセルしてしまったり、友人との食事でも自分の食べたいものより、相手の希望を優先してしまうときがあります。
他には恋人との旅行に行くにしても、いつも相手の行きたい場所を選んでしまう感じです。
このように他人に合わせすぎていると、相手から「都合のいい人」と見られてしまう危険があります。
だから自分を守るためにも、相手との有効な関係を築いていくためにも、「自分はこう思う」という本心をしっかりと伝えた方がいいですね。
もしかすると、本心を伝えると相手から嫌われたり、関係が悪化しそうで怖いという人もいるかと思いますが、それはむしろ逆効果です。
なぜなら、本心を隠し続けることで、かえって相手との関係は悪化しやすくなるからです。
例えば恋人がディズニーランドに行きたいと言った時、あなたは本当は人混みが苦手で、自然の中でゆっくり過ごしたいと思っているとしましょう。
この時、自分の気持ちを押し殺してディズニーに行ったらどうなるでしょうか?
楽しいはずの旅行が、あなたにとってはストレスフルな時間となり、恋人もあなたが楽しそうにしていないことで、気まずい雰囲気になってしまうかもしれません。
最悪の場合、喧嘩に発展してしまうことだってあります。
このように自分の本心を我慢しても、相手が喜ぶとは限りません。
逆に「人混みが苦手だから、もう少し自然豊かな場所でゆっくりしたいんだ」というように、正直に伝えてみるとどうでしょうか?
恋人はその気持ちを尊重し、お互いに楽しめる旅行先を一緒に選ぶことができるかもしれません。
たとえ最終的にディズニーに行くことになっても、事前に本音を話し合っておくことで対策が行えます。
人が少ない時間帯やルートを事前に調べておくことで、お互いに納得した状態で楽しい時間を過ごせるので、自分の本心を伝えるのは大事です。
自分の本心を伝えることは、決してわがままな行為ではありません。
むしろ、相手との信頼関係を深めるために必要なステップです。
相手があなたを本当に大切に思っているなら、きっとあなたの気持ちを理解しようとしてくれるでしょう。
そして、本音を伝え合うことで、より強固な関係を築いていけるのです。
だから、
「自分さえ我慢すればいい」
「相手を喜ばせるために自分の意見は言わないほうがいい」
と思わずに、勇気を出して自分の気持ちを伝えてみましょう。
最初は難しいかもしれませんが、それができれば、少しずつ生きやすくなっていくはずです。
まとめ
今回は生きづらい世の中で疲れた状況から抜け出す方法を9つ紹介しました。
今回説明したように、毎日が生きづらいと感じている人は心が繊細な人が多く、悩みが多くて疲れやすいという特徴があります。
その反面、他の人が気づかない部分に気づけたり、感性が豊かという素敵な一面もあります。
悩みとうまく付き合っていければ、幸せで楽しい人生を送ることができるはずです。
今回紹介したものの中から、自分の役に立ちそうなことから実践し、幸せな人生を送ってください。
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