このページではあなたの人生を奪う毒親の特徴を9つ解説しています。
毒親とは子供に対して悪い影響を与える親のことです。
毒親的な要素を全く持たない完璧な親なんてこの世にいませんが、どんな親でも多少なりに、子供にストレスやプレッシャーを与える場合があります。
もしも、自分の親が毒親的な要素が強く、会うたびに心が乱れる、精神的に不安定になると感じているなら、親との距離を見直しましょう。
そのためにも毒親の特徴を確認して、今後どうしていくのか考えてみてください。
①子供に対して過保護
過保護な親は子供が何かを経験したり、失敗することに対して極度に不安を抱いています。
「ケガをさせてはいけない」
「失敗は避けさせなければならない」
という強い思いが、子供の自主性を奪う原因となるのです。
例えば子供が「友達と公園に遊びに行きたい」と言っても、親が「危ないからやめなさい」と過度に心配して外出を許さない場合があります。
子供は他の子供たちと遊ぶことで、社会性や問題解決のスキルを学ぶ大切な機会を得ますが、これが制限されると他人との関わり方を学ぶ場がなくなり、人付き合いに不安を感じる大人になってしまう可能性があるのです。
もちろん、多くの親が「子供が危険な目に遭わないように」と思うことは自然な感情です。
しかし、それが過剰になりすぎると、子供の成長の妨げになってしまいます。
他の例としては洋服を選ぶときに「あなたにはこれが似合うからこれを着なさい」と親が決めてしまう場合があります。
これでは子供は自分の好みを見つけたり、選択する力が育ちません。
服よりも重要な選択の場面が訪れたとしても、自分で決める力が身に付いていないので、選択に躊躇してしまう原因になります。
子供がダサい服を選び、失敗するのを見るのは辛いかもしれませんが、それに子供が自分で気づき、自分で改善していくというのも大切な学びの一つです。
なので結論として、過保護な親は毒親と言えます。
その行動は一時的には子供を守るかもしれませんが、長期的には子どもが自分で物事を判断し、行動できる力を奪ってしまいます。
②過度なコントロールをする
子供が自分の価値観に反した行動や選択をすると、不安や不満を感じ、それを避けるためにコントロールしようとする場合があります。
これは「過干渉」とも言いますが、子供が「こうしたい」と思っても、その希望や意思を無視して、親がすべてを決めてしまうのです。
例えば子供が行きたい学校があっても、親が「もっと良い学校に行かせたい」という思いから、子供の希望を無視し、親の理想とする学校を受験させることがあります。
子供は自分の意思に反して進学先を決められてしまうため、学校生活に満足感を得られず、自己表現や友達関係でもストレスを感じやすくなります。
他の例としては、子供が部活でサッカーをやりたいと思っていても、親が自分の好きな野球を押し付けて「お前も野球をやるべきだ」と言い、無理に野球部に入部させるケースもあります。
このような場合、子供は自分の好きなことを追求する機会を奪われ、親の期待に応えなければいけないというプレッシャーを感じ続けることになります。
そして、親からのコントロールが強いと、自分の意志を表に出すのが怖くなったり、自分の選択に自信を持てなくなったりすることもあります。
なので結論として、過度なコントロールをする親は毒親です。
子供の自主性や判断力を奪い、自己肯定感も低下させてしまいます。
もしかしたら、あなた自身が「こうすれば親が喜ぶだろう」と感じていたことが、実はあなたの本当の気持ちではなかったのかもしれません。
また、自分で選択した経験が少ない子供は、自分は何をやりたいのかや、どう判断すべきかが分からなくなり、他者に依存するようになりがちです。
さらに、親の期待に応えられないときには罪悪感や劣等感を感じ、自己評価がますます下がってしまうこともあります。
③過度な期待を押し付ける
親は自分が叶えられなかった夢や達成できなかった目標を、子供に託すことがあります。
「自分ができなかったことを子供には成功させたい」と強く思い、それが親の生きがいや満足感になるのです。
しかし、その期待が過剰になると、子供は親の期待を背負わなければならず、重圧に苦しむことになります。
例えば「あなたは絶対に一流大学に入らなければならない」と親が強く言い続ける場合があります。
このように子供にプレッシャーをかけ、過剰に勉強を押し付けることで、子どもは勉強そのものが楽しくなくなり、ストレスを感じ続けます。
子供自身が別の道を選びたいと思っていても、その声は親の期待にかき消されてしまい、結果として進路に不安や葛藤を抱えることになるのです。
また、テストの点数が悪いと、「どうしてこんな問題も分からないのよ!?」とイライラし、口うるさく注意してしまいます。
過度な期待をしていたことで、それが裏切られる結果が出ると、思い通りにいかない怒りが爆発してしまうのです。
また、「家業を継がせたい」といった理由で、子供の意思を無視して将来の道を決めてしまうこともあります。
例えば親が医者で「お前も絶対に医者になれ」と強要されるケースです。
子供は他の分野に興味があっても、それを言っても否定されたり、聞く耳を持ってもらえなかったり、より一層口うるさく強要されるため、親の期待を裏切ることができず、自分の感情を犠牲にして従ってしまうのです。
親が高い期待を抱くのは悪いことではありませんが、その期待が重荷になってしまうと、子供にとっては非常に辛いものになります。
なので結論として、過度な期待を押し付ける親は毒親です。
過度な期待を押し付けられると、子供は「自分の夢や希望を追い求めることが許されない」と感じてしまい、親に対してストレスやプレッシャーを感じてしまいます。
自分の意志で行動することができず、常に親の期待に応えることを求められるため、自己肯定感が低下し、心の中に不満や不安が積もってしまうのです。
④感情的に支配しようとする
親が自分の感情をコントロールできず、怒りや悲しみといった感情を、直接子供にぶつける場合があります。
その結果、子供は「自分が悪いのではないか」「自分が親を怒らせたのではないか」と罪悪感を抱き、自己肯定感が低くなってしまうのです。
また、親が子供を感情的にコントロールすることで、子供が親の顔色をうかがいながら生活するようになります。
子供は親の感情を刺激しないように、常に自分の行動や言動を抑制するようになり、自然な自己表現ができなくなるのです。
例えば子供のテストの成績が悪かったり、日常の些細なことでミスをすると、親が「お前のせいで私はこんなに大変なんだ」「お前がダメだから疲れる」と激しく怒鳴りつけるケースがあります。
このような怒りを繰り返し受けると、子供は次第に「自分は何をしてもダメなんだ」と思い込んでしまい、自己評価が著しく低くなります。
また、親の機嫌が悪くなると、子供はその雰囲気を敏感に察知し、親の顔色をうかがいながら日々の行動を決めるようになります。
例えば親が不機嫌になると家中が静まり返り、子供は何をしても親を刺激しないよう、緊張し続ける生活を送る必要があります。
このような生活が続くと、子供は自由に意見を言ったり、自分の感情を表に出せなくなり、心に大きなストレスを抱えてしまうのです。
なので結論として、感情的に支配しようとする親は毒親です。
このような経験をしている人は、少なからず「親の機嫌次第で自分の生活が左右される」という感覚に覚えがあるかもしれません。
特に「親が怒ると怖くて何も言えなかった」という記憶を持つ人は多いでしょう。
感情的に支配されると、子どもは自分の感情を抑え込んでしまうので、大人になっても感情が乏しく、不安定な精神状況に陥りやすいです。
自己評価が低くなったり、人間関係に問題を抱えることもあります。
⑤存在を否定する・見下す
子供の存在を否定したり見下すような親は、自分の支配力を維持したかったり、下に見ることで自分が優位に立ち、安心感や満足感を得ようとします。
しかし、こうした言動は、子供に強い劣等感や自己否定を植え付け、心に深い傷を残すことが多いです。
例えば子供が何か新しいことに挑戦しようとすると、「お前には無理だ」「どうせ失敗するんだからやめとけ」といった否定的な言葉を投げかけます。
これにより子供は「自分には能力がない」「何をやってもダメなんだ」と思い込んでしまいます。
こうした言葉の積み重ねは、子供の心に深い傷を残し、将来に対する意欲や自信を奪ってしまうんですよね。
仮に子供が成功しても、毒親はそれを認めず、「それくらい当然だろう」と冷たく返したり、さらに上の人と非較して「あの人と比べたら大したことない」と言ったりします。
こうした反応により、子供は達成感や喜びを感じることができず、自分の努力や成果を誇りに思えなくなります。
このような経験が続くと、子供は「自分が何をやっても親には認められない」「自分には価値がない」と感じるようになるんですよね。
他には「お前なんか生まれてこなければよかった」「お前のせいで私はこんなに苦労している」という、存在そのものを否定する言葉は、子供に強いショックを与えます。
このような言葉は子供の人格形成に悪影響を与え、深刻なトラウマを引き起こすことも少なくありません。
なので結論として、存在を否定したり見下す親は毒親です。
実際に親から否定的な言葉を受け続けた経験がある人もいるでしょう。
「どれだけ頑張っても認めてもらえなかった」「親に期待されなかった」という思いを抱えている人もいるはずです。
また、大人になっても自己肯定感が低い状態が続き、何をするにも「自分には無理だ」と否定する癖がついてしまったり、人間関係や仕事などの様々な場面で悪影響を与えてしまいます。
このように親の何気ない一言が、子供の今後の人生を左右するほどの影響を与えてしまうのです。
⑥子供の話を聞かない
自分の考えや価値観を優先し、子供の意見や感情を軽視する場合があります。
結果として子供は「自分の気持ちを理解してもらえない」「何を言っても無駄だ」と感じ、親に対して心を閉ざすようになります。
親が子供の話を聞かない背景には、忙しさやストレスなどの問題がある場合も多いです。
しかし、それを理由に、子供の声を無視することは、親子関係に悪影響を及ぼすことを忘れてはいけません。
例えば子供が友達とのトラブルについて相談しようとしても、「どうせお前が悪いんでしょ?」と一方的に否定したり、子供が自分の気持ちや状況を説明しても「大したことじゃないから悩まなくていい」と親身になって話を聞いてくれません。
このような反応を受けると、子供は自分の問題や悩みが軽視されていると感じ、次第に親に相談することをやめてしまいます。
他には親が一方的に話し続け、子供に発言する余地を与えない場面もよく見られますね。
「お前はこうしなければならない」「それはこうするべきだ」といった感じで、話を聞かずに途中で割り込んで言ってきたりします。
子供の意見を聞こうとしない親の姿勢は、子供にとって非常にストレスとなり、自分の感情や意見を抑え込んでしまうんですよね。
なので結論として、子供の話を聞かない親は毒親です。
実際に親に話を聞いてもらえなかった経験がある人もいるでしょう。
「いつも自分の気持ちを理解してもらえなかった」「親に相談しても軽くあしらわれた」といった思いは非常に辛いものです。
実際に子供が親に話を聞いてもらえないと感じると、親子の絆は次第に弱まります。
子供は心を閉ざして感情を抑え込むようになるので、信頼関係が築けなくなりますし、子供の自己肯定感や精神的な健康にも悪影響を及ぼします。
⑦罪悪感を植え付ける
子供に罪悪感を植え付けるような発言をすると、「自分が悪いから親が苦労する」みたいに思ってしまうので、子供は無意識のうちに親の期待に応えようと行動してしまいます。
これにより、親は自分の望む結果を得やすくなる一方、子供は自己肯定感を失い、自分の感情や欲望を抑え込むようになるんですよね。
例えば親が「お前が言うことを聞かないから、こんなに苦労しているんだ!」と言って責めることがあります。
このような言葉をかけられると、子供は「自分のせいで親が不幸になっている」と感じ、罪悪感に苛まれます。
子供に対する強力な心理的圧力となり、子供は親の期待に応えようと必死になってしまうのです。
さらに「お前のせいで家族が不幸になっている」と言うことで、子供に強い罪悪感を抱かせることがあります。
親が自分の感情を子供に押し付けることで、子供は常に親の顔色をうかがい、自分の気持ちを押し殺すようになってしまいます。
罪悪感を植え付けられると、子供は「自分は無能だ」「自分は親を不幸にする存在だ」といった自己否定的な考えに陥ります。
このような思考パターンは、成長する過程での自己肯定感や自己評価に深刻な影響を及ぼします。
なので結論として、罪悪感を植え付けるような発言をする親は毒親です。
実際に「自分もこういった経験をした」「親から責められたことがある」という人もいるでしょう。
特に親からの期待や責任を感じて育った人にとって、さらに罪悪感までも植え付けられることは非常に辛い経験です。
このような環境では、子どもは成長するために必要な自己主張や自己肯定感を失ってしまい、長期的に見ると心の健康に悪影響を及ぼします。
⑧子育てから逃げようとする
子育ての責任を避けようとし、子供に対して無関心であったり、育児に対して消極的な態度を取る場合があります。
このような親の姿勢は、子供にとって心の支えや安心感を欠く結果につながり、子供の成長に深刻な影響を及ぼします。
例えば親が仕事で忙しいからといって、子供に自分で食事を作らせたり、外食を任せたりする場合があります。
本当に忙しすぎてどうしようもない場合もありますが、休日でさえ「これで勝手に何か食べな」とお金だけを渡し、親はどこかに出かけてしまう場合もあります。
これでは子供は「自分は大切にされていない」と感じることが多いです。
他には子供の成長に必要なサポートを怠り、子供が困っていても無関心でいる親もいます。
例えば学校で友達とトラブルがあったとしても、親がその状況を理解しようとせず、「自分でなんとかしなさい」と突き放してしまうのです。
また、子供が感情的な問題を抱えているときに、「そんなのは大したことじゃない」と子供の気持ちを無視する親もいます。
このような対応をされると、子供は孤独に感じて不安や恐れを助長する原因となりますし、自己肯定感も低下してしまいます。
なので結論として、子育てから逃げようとする親は毒親です。
実際に「自分も親から無視されていた」「支えてもらえなかった」と感じる人もいると思います。
実際に親が子育ての責任を逃れると、子供は孤立し、心の成長に悪影響が出ます。
また、親の無関心や放置は、子供に深刻なストレスや不安をもたらし、長期的には自己肯定感を損なう要因となります。
⑨暴力を振るう
毒親の中でも最も深刻な特徴と言えるのは、子供に対して暴力を振るうことです。
これは身体的な暴力だけでなく、精神的な暴力も含まれます。
実際に暴力を振るってしまう原因としては、親が怒りや不満を感じたときに適切な方法でそれを表現できず、子供に手を出したり、激しい言葉をぶつけてしまいます。
このような暴力的な行動は、子供に恐怖心を植え付けるだけでなく、「自分は愛されていない」と感じさせてしまい、自尊心を傷つけてしまいます。
例えば期待していた行動を取らなかった時に、親が手を上げてしまうケースがあります。
「言うことを聞かないから叩いた」「しつけだ」と言い訳することも多いですが、どんな理由があっても暴力は正当化されるべきではありません。
子供は痛みを感じるだけでなく、親からの愛情を疑い、恐怖心を抱くようになります。
また、身体的な暴力だけではなく「お前なんていなくてもいい」「お前は役立たずだ」など、ひどい言葉を子供に浴びせることも暴力の一種です。
言葉の暴力は外から見えにくいですが、心に深い傷を残します。
こうした暴言は子供に「自分はダメな人間なんだ」「価値がないんだ」と思い込ませ、自己肯定感を著しく低下させます。
なので結論として、暴力を振るう親は毒親です。
暴力を振るうと短期的には子供を黙らせたり、従わせたりできるかもしれませんが、長期的には子供の精神や肉体に深い傷を残します。
特に暴力を受けた子供は、大人になってもその影響が残り、自分が人間関係において暴力的な態度を取ってしまう可能性もあります。
幸せに生きていくための解決方法
ここまで毒親の特徴を9つ解説してきましたが、「私の親は毒親だったんだな」と思ったのであれば、あなたの心を少しでも明るくし、これから幸せに生きていくための解決方法を2つ紹介します。
まず、毒親的な特徴があると言っても、その特徴が出る頻度や強さは人それぞれです。
ただ、毒親的な要素を全く持たない完璧な親なんてこの世にいません。
どんな親でも、多少なりとも子供にストレスやプレッシャーを与える場合があります。
もしも、自分の親が毒親的な要素が強く、会うたびに心が乱れる、精神的に不安定になると感じているなら、親との距離を見直しましょう。
会う頻度を減らしたり、実際に会わない、連絡を取らないというように関係を断つ選択肢もありです。
「親は大切にしなければいけない」と考える人もいますが、まずは自分を1番に大事にしてください。
自分を守るために親と距離を見つけるというのが解決方法の1つ目です。
次に2つ目は自分の本当の気持ちに向き合い、幸せを作ることです。
毒親の影響を受けて育った人は、幼少期から自分の感情や欲望を抑え込むことが習慣化されています。
自分は今、何を感じているのか、何が好きなのかを知ることが難しくなっている場合があります。
ただ、自分の本当の気持ちに向き合うことができれば、人生はどんな時でも新しい方向に舵を切ることが可能です。
なので、小さな選択から自分の気持ちを確認する練習を始めてみましょう。
例えばおなかが減った時、冷蔵庫の中にある適当なものを食べるのではなく、本当に自分が食べたいものを考えてみてください。
今日はあっさりしたものがいいのか、しっかりとした味付けが恋しいのか、温かい料理が食べたいのか、それとも冷たい料理がいいのかなど、そうした小さな選択を通じて、自分の心の声に耳を傾ける練習になります。
毒親のもとで育った人は、自分の好みや欲望を抑えて生きてきたので、自分は本当は何がしたいのかわからない人が多いです。
しかし、日々の料理の選択を通じて、少しずつ自分が幸せに感じる好きな料理を見つけることができます。
本当の自分の好みを見つけるには時間がかかるかもしれませんが、焦らず少しずつ進めていきましょう。
例えば友達と食事をする時、どのレストランに行きたいか、どの料理を頼むかを考えながら、ゆっくり自分の心と向き合う練習をしてみてください。
これを続けることで、自分の好きなものに気づき、幸せを作る力が徐々に身についていきます。
まとめ
今回はあなたの人生を奪う毒親の特徴を9つ解説しました。
過去は変えられませんが、これからの未来はあなたの考え方や行動次第で幸せにすることができます。
まずは自分の本当の気持ちに向き合う事から始めてください。
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