牡蠣がおいしい季節、
焼いたり、生で食べてしばらくすると具合が悪くなったりしていませんか?
そこで今回は
・牡蠣の食中毒と思われる症状と潜伏期間
・症状に対する対処法
・食中毒の原因菌
について詳しくお伝えします。
牡蠣にあたったとき食中毒と思われる症状と潜伏期間は?
牡蠣を焼いたり、生で食べるとおいしいですよね。
しかし、しばらく経ってから具合が悪くなってしまう人がたまにいます。
貝類はあたりやすいと言われていますが、どのような症状が出ると食中毒と言われるのでしょうか?
主な症状は次の通りです。
・吐き気、嘔吐
・腹痛、下痢
・発熱(約38度程度)
症状が悪化したり、重症の場合は血便やショック症状での意識障害を起こしてしまうこともあります。
このような症状が出たときは、食中毒を疑った方がいいです。
早めに医療機関などに行って診察してもらいましょう。
牡蠣の場合は細菌性、ウイルス性の食中毒になります。
原因菌については3章で詳しくお伝えしますが、
食中毒の原因となる菌を摂取してからの潜伏期間が、約1日から2日となっていて、
遅くても3日以内に上のような症状が出る場合があります。
牡蠣などの貝類を食べたから必ず症状が出るとは限りません。
人によっては全く出なかったり、軽い風邪程度の症状で治まるときもあります。
症状が出やすい人の特徴としては、菌に対する免疫力が低い人に多く症状が出ます。
なので具合があまり良くないときや、病気をした後の体力が少なくなっているときには食べないようにしましょう。
牡蠣の食中毒と思われる症状の対処法
腹痛、下痢、吐き気、発熱などの症状が出ているときはどうしたら良くなるのでしょう?
それぞれの症状の対処法をお伝えします。
○腹痛、下痢
この症状を緩和させるための方法としては2つあります。
1つは、水分以外の食べ物を極力食べないことです。
胃腸の中では細菌と戦っていて、早く外に出そうと動いているため腹痛や下痢が起こります。
そんな中で何か食べてしまうと胃腸に負担がかかり、治りが遅くなってしまいます。
なので胃腸を休ませて回復に専念できるようにしてあげると良いです。
下痢がひどいと脱水症状になってしまう恐れがあるので、スポーツドリンクなどで水分補給をしましょう。
あと1つがお腹を温めてあげることです。
腹巻をつけてホッカイロを入れて横になっておけば痛みが和らぎます。
どうしても痛みがひどい場合は試してみるのもいいでしょう。
○吐き気
吐き気がするときは横になって安静にしておくのが良いです。
胃腸に負担をかけたりするようなことはしないようにしましょう。
吐き気にはミント系のガムやタブレットを食べると少し和らぎます。
吐き気止めの薬を飲むこともいいですが、
胃腸は体にとって有害なウィルスを嘔吐、下痢によって外に出しています。
嘔吐や下痢、それに伴って起きる胃腸の動きによる激しい腹痛を止めてしまうと、体にとっては逆効果になります。
どうしても無理な時は飲んでもらってもかまいません。
○発熱
解熱剤を飲んで熱を下げてもいいですが、
解熱剤が無い場合は暖かくして安静にしておきましょう。
熱が高いと人間は汗をかいて熱を下げようとします。
汗をかいたら着替えること、水分補給をすることを忘れないようにしましょう。
わきの下や太ももの付け根、首などには多くの血管が通っています。
そこを保冷剤などで冷やしてあげると効率よく熱を下げることができます。
これらの症状は2~3日もすればよくなります。
それでも良くならない場合はすぐにお近くの医療機関にいきましょう。
もしも家族が食中毒だった場合にどのような対処法があるのか、
まとめた記事があるので、是非参考にしてみて下さい!
牡蠣の食中毒の原因菌は?
牡蠣を食べることで起こる食中毒は何が原因なのでしょうか?
原因となっている菌は、
・腸炎ビブリオ
・大腸菌
・貝毒
・ノロウイルス
これらの菌が原因となっています。
主にウイルスが濃縮された牡蠣を、生食で食べてしまうと食中毒になってしまう確率が高まります。
食中毒ならないためにはしっかりと加熱することが重要です。
具体的には、牡蠣の中心温度が85℃以上で1分間以上の加熱をするといいです。
熱湯であれば1~2分、
カキフライなどの油で揚げるときは180℃で4分以上が目安です。
生食用となっている牡蠣がありますが、
食中毒にならないよう、厳しい審査を通過した牡蠣だけに生食用と明記されますので安心してください。
まとめ
今回は
・牡蠣の食中毒と思われる症状と潜伏期間
・症状に対する対処法
・食中毒の原因菌
についてお伝えしました。
今現在、同じ症状が出ているのならすぐに医療機関へ行き診察してもらいましょう。
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