梅雨の季節、
高温多湿の状態が続くと心配になってくるのが食中毒などの細菌です。
料理をする時に使うものと言ったらまな板ですが、
ちゃんと対策をしておかないと食中毒になってしまうかもしれません。
そこで今回はまな板の殺菌のやり方と、材質による違い、日々の洗い方についてお伝えします。
まな板を殺菌して食中毒を防ごう!
まな板を使っていると包丁で傷をつけてしまい跡がついてしまいますよね。
その傷に細菌が入り込み、殺菌できていない状態で肉や野菜を切ってしまうと菌が移ってしまい、
食中毒の原因となってしまいます。
そうならないためにも殺菌方法をお伝えします。
☆まな板の殺菌方法☆
○熱湯消毒
必要なモノ
・やかん(お湯を沸かすことができるものならOK)
・きれいなふきん
①はじめにまな板を洗剤で洗います
まな板に食材のタンパク質汚れが残っていると熱湯をかけたときに白く固まってしまいます。
②やかんなどで沸騰させた熱湯をまな板にかけます。
食中毒で有名なノロウイルスは85℃以上で1分以上、
それ以外のモノでも75℃以上で1分以上で死滅すると言われています。
③熱湯をかけた後は綺麗なふきんなどで拭いてから風通しのいいところで乾かす。
早く乾かすことで空気中の細菌がまな板について繁殖するのを防ぎます。
木のまな板だと日光に当ててしまうと割れてしまう恐れがあります。
日陰で風通しのいいところがベストです。
○漂白剤で消毒
必要なモノ
・漂白剤
・ゴム手袋
・ラップ
①はじめにまな板を洗剤で洗います
汚れをしっかりと落とさないと漂白剤の効果が弱まります。
②手にゴム手袋をして、シンクにまな板を置く
漂白剤は刺激が強く、肌が荒れてしまうので使うときは必ずゴム手袋をつけます。
③まな板より一回り長めにラップをカットしておく
前もってカットしておくと作業が楽です。
④漂白剤をまな板にかける
キャップ2~3杯程度をかけて、スポンジなどで全体に行きわたらせます。
⑤カットしておいたラップをまな板にピッタリとくっつける
ラップを使って密着させるとまな板の傷に漂白剤が染み込みやすくなり綺麗になります。
⑥まな板を裏返し④、⑤を繰り返す
⑦ラップにくるまれた状態で30分から1時間放置する
漂白剤の効果は時間が経たないと出てきません。
⑧ラップを取りまな板を十分に洗う
これでまな板はすっかり真っ白になり、消毒もOKです。
熱湯消毒は熱湯をかけるだけなのですが85℃で1分以上は結構長いです。
まな板が入る桶にいれて熱湯をかければいいのかもしれませんが場所も取るので大変です。
漂白剤の方は塗ってラップかけて置いておくだけなので場所も取らないし、
殺菌、漂白もできるのでわたしは漂白剤の方をおすすめします。
まな板はプラスチックと木のどっちがいい?ほかの材質は?
まな板というとプラスチック製のものと、木でできているものがあります。
しかし買うときにどれがいいのかなんてなかなかわからないですよね。
そこでそれぞれの材質のメリット・デメリットをお伝えします。
☆プラスチック製のまな板☆
○メリット
・カビが生えにくい
・手入れがラク
・軽くて色もカラフル
・水はけが良く、乾きが早い
○デメリット
・食材を切るとき食材、まな板が滑る
・傷が付きやすい
・刃こぼれしやすく、切るときの音がうるさい
・熱、油に弱い
☆木製のまな板☆
○メリット
・包丁の刃当たり、音がいい
・食材の臭いが付きにくい
・食材が滑らない
・傷が付いてもかんながけををすると綺麗になる
○デメリット
・乾きが遅いためカビが付きやすい
・傷が付きやすいため手入れが大変
・合板の場合、亀裂が入ることがある
それぞれのメリット・デメリットをお伝えしましたが、
料理初心者やあまり料理をしない場合は、手入れがしやすいプラスック製のまな板を選んだ方がいいでしょう。
まな板の洗い方 洗剤は使った方がいいの?
木のまな板を洗うときに洗剤を使って洗うと木が洗剤を吸い込んでしまうという書き込みを見たことがある人もいると思いますが、
それは間違いです。洗剤を使って洗って下さい。
乾いた状態でいきなり洗剤はまずいかもしれませんが、木のまな板は最初に濡らしてから使います。
そのため洗剤を使って洗っても吸い込めないですし、よく水で洗剤を落とせば大丈夫です。
あと気になるのが日頃のお手入れ、まな板の洗い方です。
清潔なまな板で安心して料理ができるようにしっかりと確認しておきましょう。
☆まな板の手入れ、洗い方☆
○食材を切る前はまな板に水をかけて綺麗なふきんで拭く
食材の水分を染み込ませないためと、ニオイの防止のためにやります。
また抗菌剤付きのまな板は水で濡れることで抗菌効果を活かすことができます。
○粗塩・重曹で洗う
まな板の表面にまぶしてタワシでゴシゴシ洗うだけです。
細かい傷の汚れも落とし殺菌効果もあり、身体にも優しい洗剤です。
○洗うときは水と洗剤でで洗う
寒い時期はお湯で洗いたくなりますが、肉や魚等はタンパク質が含まれているので、
お湯で洗うとタンパク質が固まってしまいます。
まずは、洗剤・水で洗った後お湯で消毒と言うのが効果的です。
○洗ったらすぐに風通しのいいところで乾かす。
長い時間水に濡れていると細菌が繁殖しやすくなります。
かといって直射日光の当たるところで乾かしていると曲がったり、割れたりしてしまうので
風通しの良い日陰で乾かしましょう。
まとめ
今回はまな板の殺菌のやり方と、材質による違い、日々の洗い方についてお伝えしました。
料理する時、まな板は良く使うので清潔に使って食中毒が起こらないようにしていきましょう。
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