何気ない会話の中で、思わずストレスを感じてしまう話し方って実は結構多いです。
本人には自覚がないパターンも多いので、知らず知らずのうちに相手を不快にさせないよう、自分の言動を振り返ってみてください。
いくつかの項目では参考になる会話例も入れています。
①前置きが長い
適度な前置きは問題無いですが、あまりにも前置きが長いと、早く本題に入ってほしいと感じてイライラしてしまいますよね。
聞き手は結論や要点を早く知りたいと考えているため、無駄な情報や背景説明が続くと集中力が途切れてしまいます。
話の目的や結論を最初に示し、その後で必要な補足を加えるようにすると、聞き手のストレスを減らせるので意識してみましょう。
②語尾を伸ばす
「○○でーす」や「○○なんだよね~」という話し方は、聞き手にとって間延びした印象を与え、イライラの原因になることがあります。
このような話し方は言葉に自信がない、または話を終わらせたくないように感じられ、相手を疲れさせてしまう可能性があります。
明確で締まった語尾を意識することで、聞きやすさが向上するので意識してみましょう。
③早口すぎる
早口で話すと、聞き手が話を理解しにくくなり、ストレスを感じることがあります。
特に重要な情報や複雑な内容を含む場合、聞き取れなかった部分を補おうとするために、余計なエネルギーを使わせることになります。
聞き手のことも配慮して適度な速度で話し、情報がしっかりと伝わるように心がけましょう。
④相槌が多い
相槌はコミュニケーションの中で重要な役割を果たしますが、頻繁に相槌を打ちすぎると、逆に相手をイライラさせることがあります。
例えば、
Bさん:うんうん、そうなんだ
Aさん:で、結局夜遅くまでかかっちゃって…
Bさん:うんうん、わかるわかる
Aさん:もう少し効率よく進めたかったんだけど…
Bさん:うんうんうん
といった感じで、相槌を入れるタイミングが多かったり、「うん」や「わかる」などを複数回言ってしまうと、話を遮られて会話のリズムが崩れてしまいます。
適度な間隔で、相手の話の重要なポイントに応じて相槌を打つことが理想的です。
⑤相手で声色を変える
相手によって声色を大きく変えると、相手に「自分は見下されている」「軽んじられている」と感じさせることがあります。
特に、目上の人には丁寧に友人にはカジュアルにといった極端な声色の変化は、違和感を与えることがあります。
一貫性のあるトーンで話すことで、相手との信頼関係を築くことができます。
⑥やたら「逆に」という
「逆に」と頻繁に使うことで、相手に混乱や不快感を与えることがあります。
例えば、
Bさん:逆に運動しない方が体が休まっていいんじゃない?
Aさん:でも、ちょっと体を動かした方がリフレッシュできると思ってさ
Bさん:逆にゆっくり休むのも大事だと思うよ
Aさん:そうかもしれないけど、少し運動してみようかな
Bさん:逆にそれで疲れちゃったらどうするの?
Aさん:まあ、それはそれで考えるけど…
Bさん:逆にもっと軽い運動から始めてみたら?
といった感じです。
かなり極端な例ではありましたが、話の流れと関係のないところで「逆に」を多用すると、意図が伝わりにくくなります。
また、共感ではなく、否定するような言葉とも受け取れるので、言われた方がストレスが溜まってしまいます。
この表現を使う際は本当に逆の視点を提示する場合や、対比を強調したい時だけにし、他の表現方法も取り入れると良いでしょう。
⑦意見がコロコロ変わる
意見が頻繁に変わると、相手は信頼感を失い、混乱することがあります。
例えば、
Bさん:いいね!アクション映画が見たいな。
Aさん:そうだね、じゃあ話題の新作アクションにしようか。
Bさん:うーん、でも、やっぱりコメディもいいかも、最近笑えてないし。
Aさん:確かに、じゃあ、コメディ映画にする?
Bさん:でも待って、ホラー映画も好きなんだよね。ドキドキするのがいいかも。
Aさん:えっと…ホラーにする?
Bさん:いや、やっぱりアクションに戻ろうか。アクションが一番ワクワクするし。
といった感じです。
この会話ではBさんが短い間に意見を何度も変えているため、Aさんが困惑している様子が伺えます。
Bさんの意見の変わりやすさが会話を進めるのを難しくし、Aさんにとってストレスとなってしまうのです。
勘違いしてほしくないのは、例えば会議中に意見を出し合い、相手の意見が良いと思って自分の意見を変えるというのは問題ではありません。
意見が二転三転するような一貫性のない話し方が問題です。
このような話し方をしてしまう人は、意見を伝える前に頭の中の考えを整理してから話すことが重要です。
⑧最後まで話を聞かないで割って入る
相手の話を最後まで聞かずに割って入ることは、非常に失礼な行為です。
話し手は「話を無視されている」と感じ、強い不快感を抱くでしょう。
コミュニケーションにおいて、相手の話をまずはしっかり聞く。
そして適切なタイミングで発言することが求められます。
最近の政治系の話をしているテレビ(ネット)番組を見てると、こんな人が多すぎてうんざりしますよね。
⑨「でも…」など否定から入る
話の最初に「でも」「しかし」といった否定的な言葉を使うのはあまり良くありません。
自信の無さからこのような言葉が出てくるかもしれませんが、状況によってはできない言い訳を探しているようにも見えてしまいます。
例えば、
Bさん:でも、天気が悪かったらどうしよう?
Aさん:室内でも楽しめるプログラムを用意しているよ。
Bさん:室内スペースが足りるか心配だな。
Aさん:室内スペースは十分確保しているし、追加の設備も準備しているよ。
といった感じです。
これにより話の進行がスムーズにいかなくなり、無駄な論争が生まれる可能性があります。
このような時は意見を述べる前にまずは相手の話を肯定し、その後で自分の意見を述べるようにすると、より円滑なコミュニケーションが可能になります。
例えば、
Bさん:そうだね。でも、天気が悪かったときのことが心配だな。
Aさん:確かに天気は心配だよね。室内でも楽しめるプログラムを用意しているから、その点は大丈夫だよ。
Bさん:なるほど。それなら、室内スペースが十分かどうかも確認しておくといいね。
Aさん:その心配も理解できるよ。室内スペースは十分確保しているし、必要に応じて追加の設備も準備しているから安心して。
といった感じです。
話の最初に「でも…」と言わないだけで、印象がかなり違うので意識してみてください。
⑩とにかく話が長い
話が長いと相手の集中力が続かず、途中で飽きられてしまうことがあります。
いわゆる全校集会の校長先生のお話ですね。
特に要点がぼやけたまま話が続くと、相手に「結局何が言いたいのか」と不満を抱かせる原因となります。
簡潔で分かりやすい話し方を心がけ、相手の時間を尊重する姿勢が重要です。
まとめ
今回はマジでイラつく喋り方を10個詳しく解説しました
もしも、ここで何かしらの気づきがあった場合は、少しずつ改善できるように対処していきましょう。
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